チカゲの特徴とカード評価

チカゲ

戦術

使いやすさ:★★★★☆

妨害を得意とする中距離ビートダウンのメガミとして捉えれば想像よりも使いやすいでしょう。特殊勝利やコントロールを狙う場合はとてもプレイングが難しいのでご注意を。

毒で蝕み 腐らせ穢し 歪な勝利 掴みとれ

 暗殺者。チカゲの戦い方を一言で例えるならこうなるでしょう。攻撃には相手のガードを削り取るオーラへのダメージ値と、ガードされなかった際に躰へと通るライフへのダメージ値が定められており、概ね前者の方が大きい傾向があります。

 しかしチカゲの攻撃は同値、あるいは後者が高いのです。つまり相手が隙を見せていれば、致命傷を与えられます。そして相手が過剰に守りを固めるならばそれはそれです。彼女は一撃必殺の「特殊勝利カード」も備えているのですから。

【特性:毒袋】

毒袋に5枚のカード(「麻痺毒」「幻覚毒」「弛緩毒」「滅灯毒」2枚)を持つ。

 暗殺の技術の中でも、彼女が得意とするのは毒の扱いです。特性として毒カードを持ち、いくつかのカードの効果でそれらを相手のデッキへと加えられるのです。

 多くの毒は一度使えば取り除けますが、その際に悪い効果をもたらします。しかし手札に抱えるならば手札上限を圧迫し、結果として隙も曝してしまうのです。適切な毒で相手を苦しめる残酷さと道を見定める生き汚さがあなたにあるならば、彼女こそが最高の相棒となるでしょう。

カード一覧

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カード個別解説

飛苦無

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★★★

【基本性能】 やや後ろよりの間合での2/2攻撃。

チカゲの基本火力

チカゲはライフへのダメージは高いが、オーラへのダメージはほとんどが1だ。その中で唯一2である「飛苦無」はライフを狙いやすいという面で重要である。他のメガミと比較しても複数の間合を持つ2/2は優秀だ。

チカゲでビートダウンを狙っていくならば、まずは「飛苦無」をライフ受けさせることを目標としていきたい。

中距離の強みと弱みを知ろう

間合4-5はかなり遠めの間合で、山札1巡目に無理なく使用できる。相手のリソースを減らし、将来的な相手のオーラやフレアを少なくしたいチカゲにとって1巡目からの使用は大きなアドバンテージとなる。

一方で間合2から4まで下がるのは簡単ではないうえ、2/2というオーラ受けされやすい攻撃なのも間合と相性が悪い。オーラが空くためそのまま前進されてしまうからだ。後退カードの使用や他の攻撃との連携は必須だろう。

毒針

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★

【基本性能】1/1の単間合攻撃で、攻撃後に相手の山札上に毒を送る

非常に強力なリソース破壊

「毒針」は相手の山札に毒を置き、次のターンのドローを1枚減らせる。この時点で(オーラ受けされやすい)ダメージで1、減ったドローで1、併せて2のリソースを削れる。更に相手は引いた毒を処理するためにリソースを費やすため、合計すると通常札1枚としては破格のアドバンテージとなる。

ダメージは貧弱だが、「飛苦無」「流転の霞毒」などと併用してライフを狙うなら価値があるだろう。

間合と威力が弱点

一方で攻撃としては寂しいスペックだ。間合を詰める過程はともかく、間合2に着地した後はかなり撃ちづらい。特にダメージの貧弱さゆえにリーサルを狙う終盤に役割が持ちづらい。

さらにステップ対応にも弱い。毒は対応を手札に抱えたいコントロール系の相手にこそよく働くが、それらのメガミはステップ対応を持っていることが多い。リソースを払い移動して撃った「毒針」を避けられると大損だ。他の毒で前もって相手の手札を圧迫する、他の攻撃にステップ対応を撃たせる、対応不可を付けるなど、当てる算段を付けておきたい。

間違いのない強みこそあれど無条件で採用できるカードではない。欠点を正しく理解しておこう。

遁術

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★★★

【基本性能】 実質的に自分と相手のオーラを1つずつ間合へ送る攻撃対応。使用ターンに相手は前進できない。

近接ビートに対する強力な対抗手段

自身のリソースを増やす手段がなく、間合4が中心のチカゲは間合2で攻撃が可能な近接ビートダウンが厳しい相手となりやすい。

「遁術」はそのような相手に対して有効だ。対応として2歩の後退を行って攻撃1枚を打ち消し、さらに相手の前進を封じて後続も止められる。次のターンに自身の得意間合でスタートできる点も魅力だ。

移動カードとしても及第点

「遁術」はカード1枚で間合を2つ下げ、自分と相手のオーラを1対1交換する。これは「雪渡り」などの純粋な移動カードと比べても遜色のない性能で、特にリーサルを狙う場合は相手オーラを1つ減らせる分だけ有効に働く。

一方で攻撃カードであるため相手の対応の影響を受けたり、自身のオーラを減らしてしまうため次の相手番が厳しくなりやすいなどの短所もある。総じて一長一短といえるだろう。

むやみに晒すのは危険

チカゲにとって唯一の後退カードであり、身を護る手段でもある「遁術」は持つ役割が多い。

後退カードとして使ってしまうと、対応として使えなくなるということは意識したい。相手のリソース量や捨て札から、次の相手ターンの攻めがどの程度かどうか見極めよう。相手の手札を毒で圧迫すれば安全になりやすい。特に「弛緩毒」はこの面で有効だ。

暗器

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★★

【基本性能】1/1の攻撃/対応。全力化で相手が選んだ毒を送る。毒を持たせていれば纏い。

まずは全力化で使おう

普通に使うと1/1の攻撃で、毒を持たせていれば纏いができるとはいえ威力不足。全力化すると2/3となり、これ自身で毒を送ってから纏いまでできるので、まずはこれを狙いたい。

使用は柔軟に

一度毒を送ると、対応でオーラ回復の用途にも使えるようになる。手札が揃った時は連撃で圧をかけつつ纏うのも2/2,1/2と組み合わせた時に意義深くなる。2回目以降は他の手札の都合に合わせて、通常使用、対応、全力化を臨機応変に使い分けたい。

効きづらい相手も

ただし、送り付ける毒を相手が選べてしまうのはネック。後述するように、特定の毒であれば苦労せず処理できるメガミもいる。毒を送る他のカードと併用したり、このカードの採用自体を控えたり等、工夫が必要になってくる。

毒霧

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★★

【基本性能】 相手の手札に毒を加える。

1ターン目から安定した手札干渉

「毒霧」は何の制限もなく相手の手札に毒を加えられ、1ターン目からでも使用できる。1巡目の「弛緩毒」や「麻痺毒」はリソースの損失なく処理しづらい。手札に残す選択をされたとしても相手の手札上限が減るため、1巡目に前進してから使えるカードが減り、疑似的な手札破壊として働く。どちらに転んだとしても十分な仕事といえるだろう。

即座にアドバンテージは得られない

「毒針」と異なり「毒霧」は使用しただけではアドバンテージとならない。相手が手札の毒の処理に困って初めて得をするカードだ。相手に毒がどれだけ必要か見定めて採用するか決めたい。

例えば近接ビートダウンなど手札を毎ターン使用しやすい相手は毒は効きづらい。手札に毒を抱えたまま引いた2枚で《前進》《宿し》と攻撃を繰り返しても概ね狙い通りに戦えるからだ。逆に「毒霧」1枚を使用した分自身のリソースが減ることになりかねない。

他方で通常札の対応が強い、手札を貯めてからの連続攻撃に強みがあるなど、手札の圧迫が働きやすい相手には有効だろう。

コンボ・テクニック

能動的に相手の手札を増やせるため「流転の霞毒」の再起に繋げられる。

抜き足

チカゲのカード

【使いやすさ】★★

【基本性能】隙を持つ付与で展開中は間合が2つ減少する。

単純な使用ではメリットはない

「抜き足」は展開中効果で間合を減少させる変則的な移動カードだ。しかしチカゲの攻撃は中距離が主力なので、攻めるつもりなら逆効果である。リソースも生まないため適当に使っても何も得られない。攻め目的の採用は完全に相方次第だろう。

トリッキーで優秀な時間稼ぎ

防御手段としては優秀だ。間合0で使える攻撃は限られるため多くの場面で攻撃を抑止できる。相手ターンに攻撃をライフ受けすると隙により、直ちに間合が2増える点も見逃せない。一般に同じ間合での連撃を狙うビートダウンにとってこの移動は実に厄介だ。

連続攻撃のために手札を貯める準備や、「闇昏千影の生きる道」の補助で活躍するだろう。

コンボ・テクニック

間合1以下で展開すると、そこから1つ間合が増加しても間合が0のままである。すると「ゆらりび」などの間合0を含む攻撃が後ろステップで避けられなくなる。

間合4で展開すると、間合に桜花結晶が4つあるにも関わらず《前進》できなくなる。破棄後にチカゲに有利な間合となりやすいだろう。

泥濘

チカゲのカード

【使いやすさ】★★

【基本性能】展開中に《後退》と《離脱》を禁止する付与

妨害後を見据えた計画が必須

中遠距離の相手に1ターンのしゃがみを強要できる。しかしそれだけの効果ではカード1枚分の価値はない。無計画にデッキに入れてはいけないカードだ。

「泥濘」を使用した次のターンに何をしたいのかを考えておこう。間合2以下で展開すれば《前進》《後退》《離脱》の全てが行えず、移動カードがなければ同じ間合で自分のターンが回ってくる。その点を活かせるようにしよう。

生きる道のサポートとしても

「闇昏千影の生きる道」を成功させる補助としては有益だ。「生きる道」上の桜花結晶が2になったターンに展開し、最後の相手ターンをしのぎ切るのがよいだろう。特に「抜き足」などと併用して間合0で「泥濘」を展開できれば大半の相手は脱出できない。

滅灯の魂毒

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★

【基本性能】相手の山札の上に「滅灯毒」を置く。

手札を強烈に圧迫する

「滅灯毒」はオーラを3つ削るうえに使用してもデッキから除かれないため、次の山札でドローが1枚失われてしまう。大半のデッキにとっては手札から使用できないカードだ。

そのためほぼ恒久的に相手の手札上限が圧迫できる。特定の手札を揃えなくてはならないコンボや対応を手札に構えるコントロールには強烈な対策となる。

ただし、相手がオーラを削ることを利用できる場面もたまにある。自分がレンジロックを仕掛けたり、相手がサイネである場合などでは注意しよう。

ドローを減らして守りにも

使用した次のターンでは相手のドローを実質的に1枚だけにできる。相手の連撃が予測できる直前に使えば連撃の最後の1回を失わせ、1、2程度のライフを守ることにもつながる。「闇昏千影の生きる道」の最後のターンにも有効だろう。

消費は決して軽くはない

消費3は軽くない。特にチカゲは相手のリソースを削れる反面、自らのリソースを増やすカードがないため消費の重さが響きやすい。

結果として「流転の霞毒」を使える回数が減ったり相方の攻撃切札を使えなくなり、逆に勝ち筋を損なう展開もありえる。他の切札の消費やゲームプランも踏まえて採用を考えたい。

コンボ・テクニック

「りげいなー」「生体活性」などで再利用すれば2枚目の「滅灯毒」を送れる。

叛旗の纏毒

チカゲのカード

【使いやすさ】★★

【基本性能】展開中はオーラダメージがライフダメージと同じになる。

オーラダメージが大きな攻撃に強い

オーラダメージにライフダメージを代入する効果は、相手の2/1,3/1を1/1に変える時が特に効果的。 また、「梳流し」ループを狙うトコヨなどの「-/X」攻撃をオーラで受けることも可能になる。 逆に、2/2や3/2には相対的に効果が薄い。また、オーラがそもそも十分確保できない時も効果が薄いので注意。 有効な瞬間を想定したうえで採用しよう。

攻撃にも転用できる

効果は自分にも及ぶので、自分も2/1,3/1が扱いにくくなるデメリットもある。 が、チカゲの攻撃は影響を受けにくく、「流転の霞毒」は逆に2/2に強化されるのでリーサルで活きることもある。 相方の攻撃をすべて使い終わった後に展開することでメリットのみを享受できるだろう。

コンボ・テクニック

相方次第では「コンルルヤンぺ」「ふくみばり」等の威力を上げることも可能。

流転の霞毒

チカゲのカード

【使いやすさ】★★★★

【基本性能】広い適正距離を持つ1/2攻撃。相手の手札が2枚以上で再起する。

使いやすいリソース破壊

1/2攻撃である「流転の霞毒」は工夫がなければ相手のオーラを1つ削るカードだ。毒による間接的なリソース破壊と「流転の霞毒」で相手のオーラ削りを組み合わせ、相手を追い込むことがチカゲの基本戦略となる。毒と併用すれば再起も簡単だ。

単純な連打では効果が薄い

他方で「流転の霞毒」で自分の1フレアと相手の1オーラを交換するだけではリソースの面で損している。可能な限り連撃に混ぜ、「飛苦無」や相方の攻撃をライフ受けさせる手段として使っていきたい。

コンボ・テクニック

再起が簡単なので「どれーんでびる」と相性が良い。「流転の霞毒」の弱点であるリソースの損を補い、相手のオーラを削って次のライフ受けにも繋げられる。

闇昏千影の生きる道

チカゲのカード

【使いやすさ】

【基本性能】 展開から2ターンの間ライフへのダメージを受けず、他の切札が使用済なら特殊勝利。

ふるよにでは珍しい特殊勝利

相手のライフを削ることなく勝利できる特殊なカードだ。採用すると相手の勝利条件は『「闇昏千影の生きる道」の阻止』へと変貌し、桜花決闘の様相が大きく変化する。ゲームに与える影響力という面では間違いなく最大級の1枚だ。

決めるのは難しい

特殊勝利の条件ははっきり言って難しい。チカゲを十分に理解するまでは狙うべきではないだろう。

まずはこれ自体が全力であるため、他に何もできない直後のターンを乗り切らねばならない。その上でもう1ターンを切札の対応を使わずに0ダメージに抑えなくてはならないのだ。

他2枚の切札の構成、展開直前、展開後1ターン目、2ターン目それぞれの立ち回り、採用したカードの見せ方による情報戦など、気をつけるべき点はあまりに多い。ここで書くには長くなりすぎるため申し訳ないながら割愛する。あなたの経験と知恵を結集して守り切ろう。

麻痺毒

チカゲのカード

【基本性能】使用ターンに基本動作ができなくなる毒

攻撃し続けている局面で有効

「麻痺毒」を使用するターン、相手は一切の基本動作ができなくなる。

特に《纏い》《前進》でオーラが増えないのは大きい。チカゲは「流転の霞毒」などオーラが少ない相手を咎めるカードを持つため、オーラが少ない状態では「麻痺毒」は使用しづらい。攻撃を重ねてオーラを削りながら送るとよいだろう。

前進したい相手にも有効

攻撃できる間合に入っていない相手は手札を基本動作に使わなくてはならないため、「麻痺毒」の使用が難しい。山札1巡目はもちろんのこと、ヒミカとの組み合わせなどで相手にレンジロックを仕掛けている場合も有効だ。

手札を使いやすい相手には微妙

間合2で攻撃できる近接ビートダウンや、間合を持たない行動カード主体のデッキの場合、基本動作をせずに手札を減らせるためリソース損なく「麻痺毒」を使いやすい。これらの相手に送るには上記の攻撃やレンジロックによる補助が必要だろう。

幻覚毒

チカゲのカード

【基本性能】 フレアを2つダストへ送る毒

大技狙いの相手に有効

フレアを2も減らされてしまうと「月影落」などの大技を狙う相手はゲームプランを見直さなくてはならなくなる。それゆえ大技を狙う相手はこの毒を使いづらい。

中軽量切札や再起切札が弱点

一方でリーサル以外での切札使用を想定している相手には効果が薄い。それらの切札を使ってフレアが0になった時に「幻覚毒」を使われてしまうだろう。特に再起切札が主力の相手にはゲーム全体でほとんど効果がない場合もある。

弛緩毒

チカゲのカード

【基本性能】 展開中に攻撃できなくなる付与の毒

中遠距離ビートダウンに刺さる

下がらなければ攻撃できない中遠距離ビートダウンは、手札に移動や攻撃のためのカードを貯めてから連撃を目指す。ゆえに「弛緩毒」を送られると連撃の威力が落ちるか、連撃のタイミングを逸するかのどちらかを選ばねばならず、そのような相手には効果が高い。

ダストが無い状況も有効

ダストがないとオーラから納を払わなければならず、使用が難しくなる。基本的にダストが無い1巡目は有効であり、またチカゲ側からダストを枯らす戦術でも威力を増すだろう。

「闇昏千影の生きる道」と好相性

「弛緩毒」を展開した相手に対し、次のターンに「闇昏千影の生きる道」を展開すると確実に1ターンを生き延びられる。「闇昏千影の生きる道」の気配がある決闘では「弛緩毒」はより使いづらくなるだろう。

攻撃カードでない《攻撃》に注意

「律動弧戟」「Form:YAKSHA」の「Beta-Edge」など、攻撃カード以外から生成される《攻撃》は妨害できない。注意しよう。

メガミ紹介

身長:153cm
好きなもの:暗くて狭いところ、身の安全、お茶

物語

「千影は死にたくない。それだけ、ですよ……」

 ユリナやサイネと同じく、チカゲももとは人間、闇昏千影でした。彼女も過去の一大事で誕生したメガミの一柱であり、現在の彼女は毒を中心とした薬効を権能とし、生存と致死を象徴しています。

 人としては忍の里の生まれで、かつては忍として生きていました。しかしある任務で死の危険に瀕し、死を極度に恐れるようになります。それゆえに死を象徴するメガミ・ホロビの力を求め、彼女と歪な絆を結ぶに至ります。その絆はかの一大事にも大きな影響を与え、それゆえに彼女はメガミへと至り、その権能が形作られたのです。