『桜降る代に決闘を 再演』総合ルール

2026/06/03 公開・微調整

コアルール

§1 ゲームの基本定義

1-1 ゲーム

本文におけるゲームとは『桜降る代に決闘を 再演』のゲーム1回のことであり、それは双掌繚乱、眼前構築、桜花決闘を、この順序で、ルールの定める手順に従い行うことを指す。

1-2 プレイヤー

プレイヤーとはゲームに参加している2名(あなたと相手プレイヤー)のことを指す。

1-3 カード

ルールまたはテキストにおいてカードと表記されている場合、それは『桜降る代に決闘を 再演』に封入されたカードのうち、メガミリスト(附則1)に記載されたものを指す。

1-4 ルールとカードの矛盾

ルールとカードの効果が矛盾する場合、カードの効果が優先される。

カードにより何かしらを可能とする効果と、何かしらを不可とする効果が矛盾する場合、不可とする効果が優先される。

§2 双掌繚乱

2-1 双掌繚乱の進め方

それぞれのプレイヤーは、メガミリストから任意の方法で番号が異なるメガミ2柱を選び、公開する。そのゲームのあいだ、それぞれの選んだメガミはメガミタロットなどを用いてはっきりと示されていなければならない。

本文では、それぞれのプレイヤーがこの方法で選んだメガミを宿していると表現することがある。

補足:あるメガミと、そのメガミのアナザー版は番号が同じであるため、組み合わせて選ぶことはできない。

2-2 メガミリスト

双掌繚乱で選べるメガミは、メガミリスト(附則1)に記載されたもののみである。

§3 眼前構築

3-1 眼前構築の準備

それぞれのプレイヤーは、メガミリスト(附則1)を参照し、自分が使用可能なカードを1枚ずつ用意する。

3-2 眼前構築の進め方

それぞれのプレイヤーは用意したカードから7枚の通常札と、3枚の切札を秘密裏に選ぶ。

§4 桜花決闘

4-1 桜花決闘の準備と開始

桜花決闘の準備として、以下の手順を行う。

  • 1)<間合>に10個、全てのプレイヤーの<オーラ>に3個、全てのプレイヤーの<ライフ>に10個の桜花結晶を置く。
  • 2)それぞれのプレイヤーは自分のデッキのうち、7枚の通常札を自分の<山札>に、3枚の切札を自分の<切札>に置く。この時、切札は全て未使用状態である。また、眼前構築に際して選ばなかったカードを全て<ゲーム外>に裏向きで置く。
  • 3)プレイヤー1人を無作為に選ぶ。そのプレイヤーはターンプレイヤーとなり、もう一方のプレイヤーは非ターンプレイヤーとなる。
  • 4)それぞれのプレイヤーは自分の山札を良く切り、そこから3枚のカードを引く。
  • 5)ターンプレイヤーから順に、以下の手順を行ってもよい。
    • 5-1) 自分の手札の中から、任意の枚数のカードを選ぶ。
    • 5-2) それらのカードを任意の順番で山札の底に加える。
    • 5-3) 5-1で選んだ枚数と同数のカードを山札から引く。
  • 6)ターンプレイヤーの集中力を0とし、非ターンプレイヤーの集中力を1とする。
  • 7)ターンプレイヤーの最初のターンを開始する。

4-2 勝敗判定

以下の条件が満たされている場合、勝敗判定を次の順序で行う。勝敗判定は他のあらゆるルール、効果より優先して直ちに行われる。ただし、9-1-3-1の敗北の代わりに解決される効果は例外とする。

  • 1) それぞれのプレイヤーのライフが0で『敗北しない』効果が適用されておらず『勝利できない』効果が適用されていないなら、すべてのプレイヤーの引き分けとしてゲームを終了する。
  • 2) 『敗北しない』効果が適用されていないプレイヤーのライフが0であり、もう一方のプレイヤーに『勝利できない』効果が適用されていないなら、ライフが0であるプレイヤーの敗北となる。そうした場合、もう一方のプレイヤーの勝利としてゲームを終了する。
  • 3) 『敗北しない』効果が適用されていないプレイヤーが効果により敗北した場合、そのプレイヤーの敗北ならびにそれ以外のプレイヤーの勝利としてゲームを終了する。この勝利に効果を適用することはできない。
  • 4) 『勝利できない』効果が適用されていないプレイヤーが効果により勝利した場合、そのプレイヤーの勝利ならびにそれ以外のプレイヤーの敗北としてゲームを終了する。この敗北に効果を適用することはできない。

§5 桜花決闘の基本定義と原則

5-1 プレイヤーの持つ情報

プレイヤーは桜花決闘の最中、以下の情報を持ちうる。

5-1-1 ターンプレイヤーか非ターンプレイヤー

プレイヤーは(桜花決闘の準備の途中までを除き)ターンプレイヤーであるか非ターンプレイヤーであるかのどちらかの状態である。この情報はいずれのプレイヤーにも公開される。

複数の効果が同時に発生する場合、それらを解決する順序はターンプレイヤーが選ぶ。

5-1-2 集中力と集中力上限

プレイヤーは集中力と集中力上限という整数からなる値を持つ。集中力上限は2である。集中力が集中力上限より多くなるように変更される場合、それは代わりに集中力上限の値となる。集中力が0未満となるように変更される場合、それは代わりに0となる。これらの情報は全てのプレイヤーに公開される。

5-1-3 手札の上限

プレイヤーは手札の上限という整数からなる値を持つ。手札の上限は2である。この情報は全てのプレイヤーに公開される。

5-1-4 畏縮

プレイヤーは畏縮状態がそうでないかのどちらかの状態である。この情報はいずれのプレイヤーにも公開される。畏縮状態であるプレイヤーが集中力を得る場合、集中力を得る代わりに畏縮状態でなくなる。

補足:集中力が2(上限)かつ畏縮状態であるときに集中力を得る処理が行われるとしても、その処理は畏縮状態でなくなることに置き換えられる。

5-1-5 ライフ

プレイヤーはライフという整数からなる値を持つ。

プレイヤーのライフがXであるとは、そのプレイヤーに紐付けられた<ライフ>に存在する桜花結晶の数がX個であるということである。

5-1-6 フレア

プレイヤーはフレアという整数からなる値を持つ。

プレイヤーのフレアがXであるとは、そのプレイヤーに紐付けられた<フレア>に存在する桜花結晶の数がX個であるということである。

5-1-7 オーラ

プレイヤーはオーラという整数からなる値を持つ。

プレイヤーのオーラがXであるとは、そのプレイヤーに紐付けられた<オーラ>に存在する桜花結晶の数がX個であるということである。

5-2 桜花決闘で参照される情報

桜花決闘が行われている間、ゲーム内には以下の情報が存在する。

5-2-1 現在の間合

現在の間合は0以上の整数である。現在の間合は<間合>に存在する桜花結晶の数に、ルール、カードなどによる必要な計算を施した値に等しい。現在の間合が0未満となる場合、代わりに0となる。

「ターン開始時の間合がXである」とは、あるターンの開始フェイズにおいて【常時】効果、【展開中】効果、【使用済】効果以外の効果を解決するよりも前の現在の間合がXであることを指す。

「間合が変化する」とは、現在の間合が別の値に変化することを指す。

「ターン開始時の間合から間合がX近づいている」とは、現在の間合の値がターン開始時の間合の値よりX小さいことを指す。

「ターン開始時の間合から間合がX離れている」とは、現在の間合の値がターン開始時の間合の値よりX大きいことを指す。

「間合が近づいた」とは、現在の間合が変化したときに、変化後の現在の間合の値が変化の前より小さくなっていることを指す。

「間合が離れた」とは、現在の間合が変化したときに、変化後の現在の間合の値が変化の前より大きくなっていることを指す。

5-2-2 達人の間合

達人の間合は整数である。達人の間合は2である。

5-2-3 ダスト

ダストは整数である。

ダストがXであるとは、<ダスト>に存在する桜花結晶の数がX個であるということである。

5-3 デッキ

あるプレイヤーのデッキとは、そのプレイヤーが眼前構築で選んだ10枚のカードの集まりのことである。

5-4 保有者

桜花決闘に用いられる全てのカードはそれぞれあるプレイヤーに紐付けられる。そのプレイヤーを保有者と呼ぶ。桜花決闘の開始時には、眼前構築時点でそのカードを用意したプレイヤーが保有者となる。

「あなたのカード」という記述は保有者があなたであるカードを意味する。「相手のカード」という記述は保有者が対戦相手であるカードを意味する。

5-5 状況起因

以下で定められたいくつかの条件が満たされた場合、それにより生じる効果を解決する。これらの発生と解決を状況起因と呼ぶ。

何かしらの効果の解決中にこれらの効果を解決する場合、入れ子解決により解決する。

複数の状況起因の条件が同時に満たされた場合、ターンプレイヤーが解決する順序を選ぶ。(一つの処理を終える度に次に行う処理をどれにするかをターンプレイヤーが選択する。)

5-5-1 ダメージの解決

ダメージが発生した場合、5-8-3に従ってそれを解決する。

5-5-2 付与札の破棄

<付与札>に存在するあるカードに一切の桜花結晶が紐付けられていない場合、付与札の破棄を解決する。

5-5-3 焦燥の発生

カードを引く効果を解決する際に<山札>にカードがない場合、焦燥を解決する。

5-5-4 条件を満たした【常時】効果の参照と解決

ある【常時】効果がその条件を満たしたならば、それを参照し、解決する。

5-5-5 条件を満たした【展開中】効果の参照と解決

ある【展開中】効果がその条件を満たしたならば、それを参照し、解決する。

5-5-6 条件を満たした【使用済】効果の参照と解決

ある【使用済】効果がその条件を満たしたならば、それを参照し、解決する。

5-6 数値修正の適用順

整数で表される値を修正する効果を数値修正と呼ぶ。数値修正は、以下のいずれかに分類される。1つの値に複数の数値修正が適用される場合、以下の順序で適用される。ただし、同じ分類に属する数値修正は、代入を除き同時に適用される。

  • i)代入:その値が何かしらの値に変化する効果を適用する。 1つの値に複数の代入が行われるなら、以下の順で適用する。同じ優先順である効果は、常に最も小さな値のみを適用する。
    • a.その値をもつオブジェクト自身の効果
    • b. そのオブジェクト自身以外の、非ターンプレイヤーが保有者であるオブジェクトの効果
    • c. そのオブジェクト自身以外の、ターンプレイヤーが保有者であるオブジェクトの効果
  • ii) 入れ替え:2つ以上の値が入れ替わる効果を適用する。
  • iii) 乗算:その値に何かしらの値を乗算する効果を適用する。
  • iv) 除算:その値に何かしらの値を除算する効果を適用する。それにより値が小数となる場合、切り上げるか切り捨てるかのどちらかを行う。どちらを行うかは効果の記述に従う。
  • v) 加減:その値に何かしらの値を加算ないしは減算する効果を適用する。
  • vi) 適正化:その値がルールによって別の値として扱われる効果を適用する。

5-7 適正距離修正の適用順

適正距離の集合としての内容を修正する効果を適正距離修正と呼ぶ。適正距離修正は、以下のいずれかに分類される。また1つの集合に複数の適正距離修正が適用される場合、以下の順序で適用される。

  • i)変更:適正距離の内容そのものを置き換える効果を適用する。
  • ii) 増減:10-35-1に定義される増減を適用する。
  • iii) 追加:距離拡大でない方法で、いずれかの値を適正距離に要素として加える効果を適用する。
  • iv) 除去:距離縮小でない方法で、いずれかの値を適正距離から取り除く効果を適用する。
  • v) 距離拡大:10-4-1、10-4-2に定義される距離拡大を適用する。
  • vi) 距離縮小:10-4-3、10-4-4に定義される距離縮小を適用する。

変更・追加・除去のうち同じ分類に属する適正距離修正は同時に適用される。距離拡大・距離縮小のうち同じ分類に属する適正距離修正は、任意の順で適用される。

5-8 ダメージ

5-8-1 単一値のダメージ

単一値のダメージは0以上の整数か「-」であり、ダメージと言う単位を伴って記述される。ダメージはオーラ、フレア、ライフいずれかの領域へと向けられている。

5-8-2 複数値のダメージ

複数値のダメージは0以上の整数か「-」の2つが組み合わさっており、X/Yなどの表記にて記述される。その左側の値はオーラへのダメージであり、右側の値はライフへのダメージである。

5-8-3 ダメージの解決

「プレイヤーはダメージを受ける」「プレイヤーにダメージを与える」といった記述によりダメージの解決が行われる。

5-8-3-1 単一値のダメージの解決

もしあるプレイヤーの<オーラ>にダメージが与えられた場合、その<オーラ>からダメージの値に等しい数の桜花結晶を選び、それらを<ダスト>へと移動させる。

もしあるプレイヤーの<フレア>にダメージが与えられた場合、その<フレア>からダメージの値に等しい数の桜花結晶を選び、それらを<ダスト>へと移動させる。

もしあるプレイヤーの<ライフ>にダメージが与えられた場合、その<ライフ>からダメージの値に等しい数の桜花結晶を選び、それらを同一のプレイヤーの<フレア>へと移動させる。

5-8-3-2 複数値のダメージの解決

もしあるプレイヤーに複数値のダメージが与えられた場合、ダメージを受けるプレイヤーはオーラへのダメージかライフへのダメージのどちらかを選ぶ。一方のダメージが「-」である場合、そうでない方のダメージを選ぶ。両方が「-」である場合、何も行わない。ダメージが両方共に整数である場合にダメージを受けるプレイヤーの<オーラ>にある桜花結晶の個数がそのオーラへのダメージ未満である場合、そのプレイヤーはオーラへのダメージを選ぶことができない。

ダメージを受けるプレイヤーがオーラへのダメージを選択した場合、そのプレイヤーの<オーラ>にそのダメージに等しいだけのダメージが与えられる。ダメージを受けるプレイヤーがライフへのダメージを選択した場合、そのプレイヤーの<ライフ>にそのダメージに等しいだけのダメージが与えられる。

5-9 支払い

支払いとは、プレイヤーが持つ情報(例: 集中力)を変化させるか、オブジェクトを移動させることである。

支払いが指示された場合、その通りに情報の変化やオブジェクトの移動が可能かを確認する。十分に情報の変化やオブジェクトの移動が行えない場合、何も行わない(5-10 十分な変化がさせられない場合のルールも適用されない)。この場合、支払いが行われたとみなさない。

十分に情報の変化やオブジェクトの移動が行えるなら、指示された通りにそれを行い、支払いが行われたとみなす。

「支払いを行い、Aを行う。」や「支払いを行ってもよい。そうした場合Aを行う。」のようなテキストでは、支払いが行われなかったならAを行うことはできない。

5-10 十分な変化がさせられない場合

オブジェクトをある領域からある領域へと移動させるにあたり、十分な数のオブジェクトが移動元の領域に存在しないならば、行える限りの数のオブジェクトを移動させる。

オブジェクトをある領域からある領域へと移動させるにあたり、移動先の領域に十分な数のオブジェクトを移動させられないならば、行える限りの数のオブジェクトを移動させる。

オブジェクトを選択するにあたり、十分な数のオブジェクトが存在しないならば、行える限りの数のオブジェクトを選択する。

数値である情報(例: 集中力、ダメージ)を減少させるにあたり、減少量に対して変化元の値に不足がある場合、可能な限り減少させる。

数値である情報を増加させるにあたり、増加させると変化元の値が上限を超えてしまう場合、可能な限り増加させる。

5-11 未定義の値

定義されていない値を参照するなら、それは代わりに0として扱う。

§6 桜花決闘におけるオブジェクト

6-1 オブジェクト

オブジェクトとはゲーム中における以下の事物を総称したものである。

  • カード
  • 桜花結晶
  • 攻撃

6-2 オブジェクト:カードに関するルール

カードは実体を持つオブジェクトであり、カードにて表現される。

これらは1-3に示されるカードである。

6-2-1 オブジェクトの持ちうる情報

カードは以下の情報を持ちうる。これらの情報はカードが裏向きである場合、いくつかの例外を除き、いずれのプレイヤーに対しても非公開の情報である。

6-2-1-1 分類

カードの分類であり、通常札か切札のどちらかである。他の情報と異なり、カードが裏向きであっても、この情報はいずれのプレイヤーにも公開される。

6-2-1-2 名前

オブジェクトの名前となる文字列である。名前をテキスト中で表記する場合「」で括って表記される。

6-2-1-3 カード番号

特定の規則を持つ文字列である。眼前構築で使えるカードを決定するに際して参照される。

6-2-1-4 使用者

カードに関連づけられるメガミの名前である。使用者がどのメガミであるかはメガミリストに記載される。

6-2-1-5 カードタイプ

カードの種類を表し、《攻撃》《行動》《付与》《不定》のいずれかである。カードは必ずいずれか1つのカードタイプを持つ。

注意:カードタイプが《不定》であるカードは、カードを使用するためのルールを持たないため、使用できない。

6-2-1-6 サブタイプ

《対応》《全力》《不定》といった種類がある。カードはいずれか1つのサブタイプを持つか、サブタイプを持たないかのどちらかである。ただし、カードタイプが《不定》でないカードがサブタイプ《不定》を持つならば、代わりにサブタイプを持たないものと扱う。

6-2-1-7 テキスト

オブジェクトの持ついくつかの効果が、順序づけられて並べられたものである。複数の効果を持つ場合、テキスト枠内で上に書かれたものほど若い順序を持つ。カードが複数の効果を持ち、かつその効果の分類が同一である場合において、それらの効果2つ以上が解決されるならば、順序が若いものから順に解決する。カードが複数の効果を持ち、かつその効果の分類が同一である場合において、その解決中にそのカードの状態が変化したとしても同一の分類の効果の最後まで解決する。

テキスト中に括弧で囲まれた文章が記述されていることがある。これは効果を補足するための注釈文であり、ゲーム内での意味を持たない。

6-2-1-8 適正距離

カードタイプが《攻撃》であるカードが必ず持つ情報であり、整数を要素とする集合である。カード上で単一の数により表記されている場合、適正距離はその数のみを要素として含む集合である。X-Yといったように表記されている場合、X以上Y以下の整数を全て含む集合である。A,Bといったようにカンマで区切られて表記されている場合、AとBの両方の要素を含む集合である。

6-2-1-9 オーラへのダメージ

カードタイプが《攻撃》であるカードが持つ情報であり、0以上の整数または「-」である。

6-2-1-10 ライフへのダメージ

カードタイプが《攻撃》であるカードが持つ情報であり、0以上の整数または「-」である。

6-2-1-11 納

カードタイプが《付与》であるカードが必ず持つ情報であり、0以上の整数である。もし納が0未満となる場合、代わりに0となる。

6-2-1-12 消費

分類が切札であるカードが必ず持つ情報であり、0以上の整数である。もし消費が0未満となる場合、代わりに0となる。消費はコストである。

6-2-2 オブジェクトの取りうる状態
6-2-2-1 表向き/裏向き

カードは表向きであるか裏向きであるかどちらかの状態である。表向きのカードは表を上にして、裏向きのカードは裏を上にして置く。

6-2-2-2 未使用/使用中/使用済

分類が切札であるカードは未使用、使用中、使用済のいずれかの状態を持つ。

6-3 オブジェクト:桜花結晶に関するルール

桜花結晶は実体を持つオブジェクトであり、トークンにより表現される。

桜花結晶は必ずいずれかの領域に存在する。その際、ボード上の然るべき箇所またはその桜花結晶が紐付けられたカードに付属のトークンを置く。

複数の桜花結晶が移動するなら、それらは同時に移動する。

桜花結晶をある領域からある領域へと移動させるにあたり、十分な数の桜花結晶が移動元の領域に存在しないならば、行える限りの数の桜花結晶を移動させる。

桜花結晶をある領域からある領域へと移動させるにあたり、移動先の領域に十分な数の桜花結晶を置けないならば、行える限りの数の桜花結晶を移動させる。

桜花結晶を選択するにあたり、十分な数の桜花結晶が存在しないならば、行える限りの数の桜花結晶を選択する。

桜花結晶が紐付けられたカードがある領域からある領域に移動するならば、それに紐付けられている桜花結晶も同時に移動先へと移動する。

<使用中>への桜花結晶の移動については領域を移動したものとしてみなさず、<使用中>へ移動する前の領域から<使用中>から移動した先の領域へ移動したものとして扱う。

また移動先と移動後が同じ領域であるなら移動したものとして扱わない。

例えば付与カードを使用し、桜花結晶が<ダスト>から<使用中>へ移動し<付与札>へ移動した場合、桜花結晶は<ダスト>から<付与札>へ移動したものとして扱う。

6-4 オブジェクト:攻撃に関するルール

オブジェクトとしての攻撃はカードなどの実体を持たない。この種のオブジェクトはカードタイプが攻撃であるカードを使用するか、攻撃を生成する効果により生成される。

カードのテキストにおいてオブジェクトとしての攻撃が参照される場合、必ず《》で括られて表記される。

6-4-1 オブジェクトの持ちうる情報

《攻撃》は以下の情報を持ちうる。

6-4-1-1 分類

通常札か切札といった種類がある。《攻撃》はいずれか1つの分類を持つか、分類を持たないかのどちらかである。(なんらかの効果により生成されたものは分類を持たない)

「攻撃カードによる《攻撃》」とは、その《攻撃》がいずれかの分類を持つことを指す。

6-4-1-2 サブタイプ

《対応》《全力》といった種類がある。《攻撃》はいずれか1つのサブタイプを持つか、サブタイプを持たないかのどちらかである。(なんらかの効果により生成されたものはサブタイプを持たない)

6-4-1-3 適正距離

整数を要素とする集合である。《攻撃》はこの種の情報を必ず持つ。

6-4-1-4 オーラへのダメージ

0以上の整数もしくは「-」である。値が整数である場合、オーラへのダメージの下限は0であり、上限は5である。もしオーラへのダメージが下限より小さい値になる場合、代わりに0となる。もしオーラへのダメージが上限より大きい値になる場合、代わりに上限の値となる。《攻撃》はこの種の情報を必ず持つ。

6-4-1-5 ライフへのダメージ

0以上の整数もしくは「-」である。値が整数である場合、ライフへのダメージの下限は0である。もしライフへのダメージが下限より小さい値になる場合、代わりに0となる。《攻撃》はこの種の情報を必ず持つ。

6-4-1-6 ダメージ

上記のオーラへのダメージとライフへのダメージを統合してダメージと呼ぶことがある。

「《攻撃》によるダメージ」と表記される場合、この情報を指す。

6-4-1-7 テキスト

オブジェクトの持ついくつかの効果が、順序づけられて並べられたものである。複数の効果を持つ場合、《攻撃》の内容を定めるに際して先に書かれたものほど若い順序を持つ。《攻撃》が複数の効果を持ち、かつその効果の分類が同一である場合において、それらの効果2つ以上が解決されるならば、順序が若いものから順に解決する。

6-4-1-8 使用者

《攻撃》に関連づけられるメガミの名前である。《攻撃》を生成したカードや効果を発生させたカードの使用者情報を保持する。

§7 桜花決闘における領域

7-1 領域

領域とは、オブジェクトが桜花決闘の途中で存在しうる場所である。どの種別のオブジェクトが、どのような状態で存在するかは領域ごとに定められる。

どの領域にどのオブジェクトが存在するかどうかは、全てのプレイヤーにとって公開された情報である。

本文中である用語を領域として用いる場合、<>で括って表記される。

ゲームには以下の領域が存在する。

<間合><ライフ><オーラ><フレア><ダスト><山札><捨て札><伏せ札><付与札><手札><切札><追加札><封印><使用中><攻撃中><ゲーム外>

7-1-1 <間合>

<間合>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶のみである。<間合>には最大で10個の桜花結晶が存在できる。

7-1-2 <ライフ>

<ライフ>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<ライフ>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

7-1-3 <オーラ>

<オーラ>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<オーラ>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

7-1-3-1 上限

<オーラ>の上限は5である。<オーラ>にはその上限を越えないように桜花結晶を移動させることができる。

7-1-3-2 オーラの空き

<オーラ>にある桜花結晶の数が<オーラ>の上限未満である状態を、「オーラに空きがある」と呼ぶ。

<オーラ>にある桜花結晶の数が<オーラ>の上限以上である状態を、「オーラに空きがない」と呼ぶ。

7-1-4 <フレア>

<フレア>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<フレア>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

7-1-5 <ダスト>

<ダスト>に存在することのできるオブジェクトは桜花結晶だけである。

7-1-6 <山札>

<山札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<山札>に存在することのできるオブジェクトは保有者がそのプレイヤーであるカードのみである。

<山札>にカードが存在する場合、それらを裏向きかつ縦向きで順序づけられた束とする。

<山札>を良く切るとは、そこに存在するカードの順序を無作為に並べ替えることを指す。

「カードを引く」と記述された効果を解決する場合、それは<山札>の一番上のカードを同一のプレイヤーの<手札>に移動させることを意味する。

複数枚のカードを引くと記述されていたならば、引くカードの枚数と同じ回数「カードを引く」の手順を行う。

「山札の上に置く」と記述された効果を解決する場合、それはあるカードをその保有者の<山札>の一番上へと移動させることを意味する。

「山札の底に置く」と記述された効果を解決する場合、それはあるカードをその保有者の<山札>の一番下へと移動させることを意味する。

7-1-7 <捨て札>

<捨て札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<捨て札>に存在することのできるオブジェクトは保有者がそのプレイヤーであるカードのみである。

<捨て札>にカードが存在する場合、それらは表向きかつ縦向きになる。

「捨て札にする」、「捨て札に戻す」と記述された効果を解決する場合、それはあるカードをその保有者の<捨て札>へと移動させることを意味する。

7-1-8 <伏せ札>

<伏せ札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<伏せ札>に存在することのできるオブジェクトは保有者がそのプレイヤーであるカードのみである。

<伏せ札>にカードが存在する場合、それらは裏向きかつ横向きになる。但し、この領域と紐付けられたプレイヤーに限り、その表面を見ることができる。

「伏せ札にする」と記述された効果を解決する場合、それはあるカードをその保有者の<伏せ札>へと移動させることを意味する。

7-1-9 <付与札>

<付与札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<付与札>に存在することのできるオブジェクトはカードと桜花結晶である。

<付与札>にカードが存在する場合、それらは表向きかつ縦向きになる。

付与札とは、<付与札>に存在するカードである。「あなたが付与札を出している」とは、あなたの<付与札>にカードが存在することである。

<付与札>に存在する桜花結晶は、いずれかの付与札に紐付けられる。それらの桜花結晶は、紐付けているカードの上に置かれる。<付与札>に存在している桜花結晶がいずれの付与札にも紐付けられていない場合、それらの桜花結晶は直ちにダストに移動する。

7-1-10 <手札>

<手札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<手札>に存在することのできるオブジェクトは保有者がそのプレイヤーであるカードのみである。

<手札>にカードが存在する場合、それらは(ルールの処理として便宜上)裏向きかつ縦向きになる。但し、この領域と紐付けられたプレイヤーに限り、その表面を見ることができる。<山札>や<伏せ札>にあるカードと区別するため、プレイヤーはそれらのカードを自身の手に持つ。

「手札に戻る」と記述された効果を解決する場合、それはあるカードをその保有者の<手札>へと移動させることを意味する。

7-1-11 <切札>

<切札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<切札>に存在することのできるオブジェクトは分類が切札である保有者がそのプレイヤーであるカードと桜花結晶である。

カードのうち、状態が未使用であるものは裏向きかつ縦向きで置く。但し、この領域と紐付けられたプレイヤーに限り、その表面を見ることができる。状態が使用済であるものは表向きかつ縦向きで置く。

使用済の切札と表現される場合、<切札>に存在するカードのうち、状態が使用済であるカードのみを指す。

「切札を見る」とはあるプレイヤーの<切札>に存在するカードの表面を見ることを意味する。

<切札>に桜花結晶が存在する場合、それらはいずれかの切札に紐付けられる。それらの桜花結晶は紐付けているカードの上に置かれる。

7-1-12 <追加札>

<追加札>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<追加札>に存在することのできるオブジェクトは保有者がそのプレイヤーであるカードのみである。

<追加札>にカードが存在する場合、それらは表向きかつ縦向きになる。分類が切札のカードは使用済状態として扱う。

<追加札>にあるカードの効果は有効とならない。

ゲーム開始時に<追加札>に置かれるカードについては追加ルールで定められる。

7-1-13 <封印>

<封印>に存在することのできるオブジェクトはカードのみである。

<封印>にあるカードの効果は有効とならない。

「このカードの下に封印する」と記述された効果を解決する場合、それは選ばれたカードを<封印>へと移動させることを意味する。

この領域にあるカードは必ず特定のカード(封印を行ったカード)に紐付けられている。

7-1-14 <使用中>

<使用中>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<使用中>に存在することのできるオブジェクトはカードと桜花結晶である。

<使用中>にカードが存在する場合、それらは表向きかつ縦向きになる。

<使用中>に存在する桜花結晶は必ず特定のカードに紐付けられている。

7-1-15 <攻撃中>

<攻撃中>はゲーム内で2つ存在し、それぞれが別のプレイヤーに紐付けられている。

<攻撃中>に存在することのできるオブジェクトは攻撃である。

7-1-16 <ゲーム外>

<ゲーム外>に存在することのできるオブジェクトはカードと桜花結晶である。

<ゲーム外>には無数の桜花結晶が存在しているものとして扱う。

<ゲーム外>にあるカードの効果は有効とならない。

この領域に表向きで置かれた切札は使用済であるとして扱う。

この領域に裏向きで置かれたカードはその保有者に限り、表面を見ることができる。

7-2 保有者の不一致

あるカードが保有者の一致するカードしか存在できない領域に移動するにあたり、その保有者が一致していないならば、代わりに保有者の一致する同名の領域に移動する。その領域が順序を持つならば、等しい順序付けとなるように移動する。

§8 ターンの進行

ターンを行う場合、開始フェイズ、メインフェイズ、終了フェイズの順でフェイズを行う。全てのフェイズを完了したら、次のターンを開始する。その際、非ターンプレイヤーは新たなターンプレイヤーとなり、ターンプレイヤーは新たな非ターンプレイヤーとなる。

8-1 開始フェイズ

開始フェイズを行う場合、以下の処理を順に行う。

8-1-1 ターン開始時の間合の決定

この時点での現在の間合がターン開始時の間合となる。

8-1-2 開始フェイズでの効果解決処理

「開始フェイズに~」と記述された【常時】効果や【展開中】効果、【使用済】効果、追加ルールによって与えられた効果を解決する。同一の効果は同じフェイズに一度しか解決されない。

8-1-3 開始フェイズ既定処理

開始フェイズ既定処理では、ⅰ、ⅱ、ⅲ、ⅳの手順の解決を順に行う。

それぞれのプレイヤーの最初のターンに限り、開始フェイズ既定処理は飛ばされる。

  • ⅰ: ターンプレイヤーは集中力を1得る。
  • ⅱ: <付与札>にカードが存在する場合、それらのカード全てに対して、ターンプレイヤーはそれに紐付けられて<付与札>に存在する桜花結晶1つずつを選び、それらの桜花結晶を同時に<ダスト>へと移動させる。それらの紐付けは外される(この際、あるカードに紐付けられた桜花結晶が一つもなくなった場合、状況起因により付与札の破棄が発生する)。
  • ⅲ: ターンプレイヤーは山札の再構成を1回行ってもよい。
  • ⅳ: ターンプレイヤーはカードを2枚引く。

8-2 メインフェイズ

以下の手順を順に行う。

8-2-1 メインフェイズ開始時処理

ターンプレイヤーによる標準行動か全力行動の選択、及び「メインフェイズの開始時~」と記述された【常時】効果や【展開中】効果、【使用済】効果、追加ルールによって与えられた効果を任意の順で解決する。

同一の効果は同じフェイズに一度しか解決されない。

8-2-2 標準行動/全力行動の処理

メインフェイズ開始時処理で選んだ行動の種類に応じて以下の処理のどちらかを行う。

  • A. 標準行動を選んだ場合ターンプレイヤーは「<手札>にあるカードを1枚選び、それを使用する」「未使用の切札を1枚選び、それを使用する」「基本動作を行う」「このフェイズを終える」のいずれかを行う。この際、サブタイプが《全力》であるカードは使用できない。

選ばれた行動に伴う全ての効果を解決したら、同様の手順を繰り返す。

  • B. 全力行動を選んだ場合ターンプレイヤーは「<手札>にあるカードを1枚選び、それを使用する」「未使用の切札を1枚選び、それを使用する」「このフェイズを終える」のいずれかを行う。ただし、「<手札>にあるカードを1枚選び、それを使用する」「未使用の切札を1枚選び、それを使用する」はいずれか1つを1回しか選べない。
8-2-3 メインフェイズ終了時処理

「メインフェイズの終了時~」と記述された【常時】効果や【展開中】効果、【使用済】効果、追加ルールによって与えられた効果を任意の順で解決する。同一の効果は同じフェイズに一度しか解決されない。

補足:効果によってメインフェイズが終了したなら、この処理は行わない。

8-3 終了フェイズ

終了フェイズを行う場合、以下の処理を順に行う。

8-3-1 終了フェイズでの効果解決処理

「終了フェイズに~」と記述された【常時】効果や【展開中】効果、【使用済】効果、追加ルールによって与えられた効果を解決する。同一の効果は同じフェイズで一度しか解決されない。

8-3-2 終了フェイズ既定処理

ターンプレイヤーの<手札>にあるカードが手札上限より多くあり、かつ伏せ札にできるカードがある場合、ターンプレイヤーは<手札>から1枚のカードを選び伏せ札にする。その後、この条件を満たさなくなるまでこの手順を繰り返す。

補足:効果によって終了フェイズが終了したなら、この処理は行わない。

§9 効果の発生と解決

9-1 効果

効果とは、ゲームにおいて発生する処理の総称であり、その処理を行うことを効果の解決と呼ぶ。

原則として、効果が発生したならば、それは直ちに解決される。複数の効果が同一のタイミングで発生したならば、ターンプレイヤーは発生した効果から1つを選択し、それを解決する。この際に選ばれなかった効果は保留され、選ばれた効果を解決し終えてから解決される。効果を解決してなお複数の効果がある場合は、この手順を繰り返す。

原則として、ある効果の解決中に別の効果の解決を行うことはない。例外として、勝敗判定または入れ子解決が発生した場合は、それらを優先する。

9-1-1 効果の分類

効果には以下の分類がある。

これらのうち複数の分類を【〇〇/△△】のような表記を用いてまとめて略記することがある。この際、各々の効果はそれぞれ定められた分類に属する独立した効果である。

9-1-1-1 ルール上効果

ルールに記載されることで定義され、ルールによりゲームに与えられる効果の総称である。

9-1-1-2 【常時】効果

カードのテキストに記載された効果であり、あらゆる領域で、1人以上のプレイヤーにその情報が公開されている限り参照されうる。効果の前に【常時】と書かれていることで分類される。

1人のプレイヤーのみにその情報が公開されている【常時】効果を適用する場合、その直前にそのカードを公開する。

この種の効果のうち、特定の条件文を伴っているものの参照と解決は状況起因として行われる。

9-1-1-3 【使用時】効果

《行動》カードのテキストに記載された効果であり、《行動》カードを使用する手順の一部として解決される。

《行動》カードに書かれており、さらに効果の前に何も書かれていないまたは【使用時】と書かれていることで分類される。

9-1-1-4 【攻撃後】効果

《攻撃》カードのテキストに記載された効果であり、《攻撃》カードを使用する手順の一部として解決される。

効果の前に【攻撃後】と書かれていることで分類される。

9-1-1-5 【展開時】効果

《付与》カードのテキストに記載された効果であり、《付与》カードを使用する手順の一部として解決される。

効果の前に【展開時】と書かれていることで分類される。

9-1-1-6 【展開中】効果

《付与》カードのテキストに記載された効果であり、その《付与》カードが<付与札>にある時に限り参照される。効果の前に【展開中】と書かれていることで分類される。

特定の条件文を伴って与えられているこの種の効果の参照と解決は状況起因として行われる。

9-1-1-7 【破棄時】効果

《付与》カードのテキストに記載された効果であり、その《付与》カードに対して付与札の破棄が行われる場合、その手順の一部として解決される。効果の前に【破棄時】と書かれていることで分類される。

9-1-1-8 【使用済】効果

分類が切札であるカードのテキストに記載された効果であり、そのカードが使用済であるときに限り参照される。効果の前に【使用済】と書かれていることで分類される。

特定の条件文を伴って与えられているこの種の効果の参照と解決は状況起因として行われる。

9-1-2 全力化

全力化とは効果が持つ情報である。全力化を持つ効果はテキストの冒頭に「全力化:」と記述される。

全力化を持つ効果をテキストに含むカードは、全力行動において使用した場合のみ、全力化を持つ効果が有効になる。

「全力化していないならば~」と記述された効果は、全力行動以外によって使用した場合にのみ、その条件を満たす。(標準行動での使用、対応による使用、効果による使用のいずれかである)

9-1-3 特筆すべき効果
9-1-3-1 敗北の代わりに解決される効果

敗北の代わりに効果が解決される場合、その解決中は勝敗判定を行わない。

勝敗判定が行われ、それに伴って敗北の代わりに解決できる効果が複数ある場合、敗北と判定されたプレイヤーがどの効果を適用するのか選択する。

9-1-3-2 ダメージの値を参照する効果

ダメージの値を参照する効果は、それがそのダメージへと数値修正を与えるかどうかによって、どの状態のダメージを参照するかが異なる。

数値修正を行う効果であるなら、その数値修正の分類より前の数値修正をすべて適用した状態のダメージの値を参照する。

数値修正を行わない効果であるなら、すべての数値修正を適用した後のダメージの値を参照する。

9-1-3-3 テキストに影響を与える効果

カードが持ちうる情報のうち、6-2-1-7で定義されるテキスト へと影響を与える効果がある。(例:「八葉鏡の向こう側」など)

特に<使用中>にあるカードは以下に従う。

  • この効果が適用されているカードが使用された場合、その解決中は効果の適用条件から外れたとしても、解決中は効果が適用され続ける。
  • この効果が適用されていないカードが使用された場合、その解決中は効果の適用条件に合致したとしても、解決中は効果が適用されない。
9-1-3-4 将来に予約する効果

効果が発生する条件を満たすと、将来の特定のタイミングに何らかの効果が解決することを予約する効果がある。(例: 「もじゅるー」など)

予約されたタイミングが来るまでに、その効果を発生したカードの効果が有効でなくなったとしても、予約されたタイミングが来れば予約された効果が解決される。

予約された効果は、その解決に際して9-1-3-3 テキストに影響を与える効果の有無を参照し、それがあるならば適用される。

付与札がその【展開中】効果により、「このカードの上に桜花結晶を置く」ことを将来に予約した場合、予約されたタイミングにその付与札が展開中である必要がある。

9-2 カードの使用

カードの使用は「メインフェイズにおけるプレイヤーの選択」「《攻撃》に対する対応」「カードの効果」のいずれかによりなされる。「通常の方法」での使用とは「メインフェイズにおけるプレイヤーの選択」による使用を指す。

カードを使用する場合、そのカードタイプに応じて、後述する手順を行う。

カードの使用の手順においてカードが<使用中>へ移動した時に、そのカードを使用したとみなされる。

使用されたカードの枚数を参照する場合<使用中>へと移動した順番に数える。

「《攻撃》に対する対応」ならびに「カードの効果」によってカードが使用される場合、それは入れ子解決により解決される。

使用するカードが以下のいずれかを満たす場合、その使用は不正となる。

  • 「《攻撃》に対する対応」においてカードを使用するに際し、そのカードがサブタイプ《対応》を持たない。
  • 標準行動を選択したメインフェイズにおける通常の方法によるカードの使用に際し、そのカードがサブタイプ《全力》を持つ
  • 使用に特別な条件(例:遠心)のあるカードがその条件を満たさない
  • 「《攻撃》を行えない」効果が適用されており、使用しようとしたカードが《攻撃》カードである使用が不正となった場合、そのカードは使用したとはみなされず、元の状態へと差し戻される。

使用したカードの解決後、そのカードが終端を持つ場合、そのカードを使用したプレイヤーはそのターン中、他のカードの使用と基本動作を行えない。

9-2-1 《攻撃》カードを使用する際の手順

あるプレイヤーがカードタイプが《攻撃》であるカードを使用する場合、以下の手順を行う。

  • ⅰ: カードを公開し、そのプレイヤーの<攻撃中>に《攻撃》を生成する。生成される《攻撃》の「分類」「サブタイプ」「適正距離」「オーラへのダメージ」「ライフへのダメージ」「使用者」「テキスト」はカードの持つ情報と同一のものとなる。

《攻撃》を生成した後、9-4-1に示す適正距離の確認を行う。適正距離の確認が成功したなら、使用は適正となり、ⅱへと進む。そうでない場合、使用は不正となり、カードは元の状態へと差し戻され、《攻撃》は消去される。その際、カードを使用したとは見なされない。

  • ⅱ:使用したプレイヤーはコストを支払う。もしコストが支払えなかった場合、使用は不正となり、カードは元の状態へと差し戻され、《攻撃》は消去される。その際、カードを使用したとは見なされない。
  • ⅲ:使用されたカードを「使用した」とみなし、カードを使用したプレイヤーの<使用中>に移動させる。また使用されたカードの分類が切札である場合、そのカードを使用中の状態にする。
  • ⅳ:生成された《攻撃》を解決する。
  • ⅴ:使用されたカードが<使用中>にあるならば、以下の処理を行う。使用されたカードの分類が通常札ならば、そのカードを保有者の<捨て札>に移動させる。使用されたカードの分類が切札ならば、そのカードを使用済の状態で保有者の<切札>に移動させる。
  • ⅵ:「 カードの解決が終了した」とみなす。
9-2-2 《行動》カードを使用する際の手順

あるプレイヤーがカードタイプが《行動》であるカードを使用する場合、以下の手順を行う。

  • ⅰ:カードを公開する。使用したプレイヤーはコストを支払う。コストが支払えなかった場合、使用は不正となり、カードは元の状態へと差し戻される。その際、カードを使用したとは見なされない。
  • ⅱ:使用されたカードを「使用した」とみなし、カードを使用したプレイヤーの<使用中>に移動させる。使用されたカードの分類が切札である場合、そのカードを使用中の状態にする。
  • ⅲ:使用されたカードの持つ【使用時】効果を全て解決する。
  • ⅳ:使用されたカードが<使用中>にあるならば、以下の処理を行う。使用されたカードの分類が通常札ならば、そのカードを保有者の<捨て札>に移動させる。使用されたカードの分類が切札ならば、そのカードを使用済の状態で保有者の<切札>に移動させる。
  • ⅴ: 「カードの解決が終了した」とみなす。
9-2-3 《付与》カードを使用する際の手順

あるプレイヤーがカードタイプが《付与》であるカードを使用する場合、以下の手順を行う。

  • ⅰ:カードを公開する。使用したプレイヤーはコストを支払う。コストが支払えなかった場合、使用は不正となり、カードは元の状態へと差し戻される。その際、カードを使用したとは見なされない。
  • ⅱ:使用されたカードを「使用した」とみなし、カードを使用したプレイヤーの<使用中>に移動させる。使用されたカードの分類が切札である場合、そのカードを使用中の状態にする。
  • ⅲ:使用されたカードの納の数だけ、<ダスト>または使用したプレイヤーの<オーラ>から桜花結晶を選ぶ(この際、2つの領域にまたがって選んでもよい)。その後、それらの桜花結晶を<使用中>へと移動させ、使用されたカードへと紐付ける。これを「納める」と呼ぶ。
  • ⅳ:使用されたカードの持つ【展開時】効果を全て解決する。
  • ⅴ:使用されたカードを<付与札>へと移動させる。
  • ⅵ: 「カードの解決が終了した」とみなす。

9-3 コストの支払い

カードを使用するに際しそれがコストを持つ場合、それを5-9に従い支払う必要がある。コストには以下が含まれる。

  • 消費
  • 追加コスト
9-3-1 消費の支払い

消費を支払う場合、そのプレイヤーは自身の<フレア>からその消費の値に等しい個数の桜花結晶を<ダスト>に送る。

9-4 攻撃の解決

《攻撃》が生成され、それが適正となった場合、「《攻撃》を行った」とみなし、以下の手順により攻撃の解決が行われる。

「《攻撃》を行えない」効果が適用されているなら、《攻撃》が適正になったとしても解決せずにその《攻撃》を<攻撃中>から取り除く。

  • ⅰ:その《攻撃》が対応していないならば、その《攻撃》が存在する<攻撃中>と紐付けられていないプレイヤー(以下、攻撃されたプレイヤーと表記する)はサブタイプが《対応》であるカードを自身の<手札>または自身の<切札>から1枚選んでもよい。そうしたならそれを使用する。<切札>から使用する場合、そのカードは未使用でなくてはならない。この方法で使用されたカードは入れ子解決により解決される。この方法によりカードを使用することを、「対応」「対応する」と呼ぶ。
  • ⅱ:効果により、その《攻撃》が打ち消されていた場合、攻撃は失敗となり、その《攻撃》を<攻撃中>から取り除く。そして、攻撃の解決を終了する。そうでない場合、ⅲへと進む。
  • ⅲ:その《攻撃》が不可避を持つならば攻撃は成功となり、ⅳへと進む。その《攻撃》が不可避を持たないならば、9-4-1に示す適正距離の確認を行う。適正距離の確認が成功したなら、攻撃は成功となり、ⅳへと進む。そうでない場合、攻撃は失敗となり、その《攻撃》を<攻撃中>から取り除く。そして、攻撃の解決を終了する。
  • ⅳ:効果により、その《攻撃》のダメージが打ち消されていた場合、ダメージを解決せずⅵへと進む。
  • ⅴ:攻撃されたプレイヤーはその《攻撃》が持つダメージを受ける。
  • ⅵ:効果により、その《攻撃》の【攻撃後】効果が打ち消されていた場合、【攻撃後】効果を解決せずⅷへと進む。
  • ⅶ:その《攻撃》が持つ【攻撃後】効果をすべて解決する。もし複数の【攻撃後】効果がある場合、その順序(元々のカードに記載された順序)に従った順で解決する。
  • ⅷ:その《攻撃》を<攻撃中>から取り除く。
  • ⅸ:「《攻撃》の解決が終了した」とみなす。
9-4-1 適正距離の確認

ある《攻撃》の適正距離の確認を行う場合、その《攻撃》が持つ適正距離と現在の間合を比較する。その結果、現在の間合の値が適正距離に要素として含まれるなら適正距離の確認は成功となり、そうでないなら失敗となる。

9-5 付与札の破棄

<付与札>にあるカードに一切の桜花結晶が紐付けられていない場合、状況起因により付与札の破棄が解決される。付与札の破棄は以下の手順にて行われる。この手順の間、破棄される付与札の持つ【展開中】効果は失われる。付与札の破棄の解決中にそのカードが<付与札>から別の領域へ移動した場合、残りの手順は解決されない。

  • ⅰ:そのカードの持つ【破棄時】効果を上から順に解決する。
  • ⅱ:そのカードに一切の桜花結晶が紐付けられていない場合、そのカードの分類が通常札ならば、そのカードを保有者の<捨て札>に移動させる。そのカードの分類が切札ならば、そのカードを使用済の状態で保有者の<切札>に移動させる。そのカードに桜花結晶が紐付けられている場合、そのカードは移動しない。

9-6 基本動作

あるプレイヤーが基本動作を行う場合、以下の手順を行う。

  • ⅰ:プレイヤーはどの基本動作を行うかを選ぶ。ただし、以下の制約に従う。
    • ⅰ-A: 「基本動作《〇〇》を行う」の書式で指定されているならば、それを選ぶ。「基本動作《〇〇》か《△△》を行う」といった書式もこれに含み、その際いずれのオブジェクトも移動させることができない基本動作を選んでも良い。
    • ⅰ-B:指定されていないなら、《前進》、《後退》、《纏い》、《宿し》、《離脱》から、何らかのオブジェクトを移動させることができるものを1つ選ぶ。加えて、そのプレイヤーがある行動を基本動作として行える場合、ここでその行動を選んでもよい。《前進》、《後退》、《纏い》、《宿し》、《離脱》以外の行動を基本動作として行う場合、いずれのオブジェクトも移動させることができない基本動作を選んでも良い。
  • ⅱ:「標準行動」で基本動作を行うならば、そのプレイヤーはコストとして以下のどちらかを行う。コストを支払えない場合、基本動作は行えない。(カードの効果で基本動作を行う場合、コストの支払いは行わない)
    • ⅱ-A:そのプレイヤーは集中力を1支払う。
    • ⅱ-B:そのプレイヤーの<手札>にあるカードを1枚伏せ札にする。
  • ⅲ:「基本動作を行った」とみなし、選ばれた基本動作に応じて9-6-1から9-6-5の効果を解決する。
  • ⅳ:「基本動作の解決が終了した」とみなす。
9-6-1 前進

<間合>にある桜花結晶を1つ選び、それをそのプレイヤーの<オーラ>へと移動させる。ただし、現在の間合が達人の間合以下であるなら、代わりに何もしない。

9-6-2 後退

そのプレイヤーの<オーラ>にある桜花結晶を1つ選び、それを<間合>へと移動させる。

9-6-3 纏い

<ダスト>にある桜花結晶を1つ選び、それをそのプレイヤーの<オーラ>へと移動させる。

9-6-4 宿し

そのプレイヤーの<オーラ>にある桜花結晶を1つ選び、それをそのプレイヤーの<フレア>へと移動させる。

9-6-5 離脱

<ダスト>にある桜花結晶を1つ選び、それを<間合>へと移動させる。ただし、現在の間合が達人の間合より大きいなら、代わりに何もしない。

9-7 山札の再構成

あるプレイヤーが山札の再構成を行う場合、以下の手順を行う。

  • ⅰ:山札の再構成がルールによって生成されたものである場合、そのプレイヤーは自身の<ライフ>に1ダメージを受ける。
  • ⅱ:そのプレイヤーは自身の<捨て札>ならびに自身の<伏せ札>にある通常札全てを自身の<山札>へと移動させる。その後、自身の<山札>にあるカードを良く切る。

9-8 入れ子解決

以下で示される効果は入れ子解決による解決を要請する。

  • 状況起因による効果
  • 対応によるカードの使用
  • カードや《攻撃》の持つ効果によるカードの使用
  • カードや《攻撃》の持つ効果により生成された《攻撃》の解決

何かしらの効果の解決中に入れ子解決による効果の解決が要請された場合、現在解決中の効果の解決を中断し、要請した効果の解決を先に行う。そして、要請した効果の解決を終えてから、中断した効果の残りを解決する。

入れ子解決により解決している効果の途中で、再び入れ子解決による効果の解決が要請されることはありえる。その場合、多重の入れ子解決が行われる。

§10 様々な効果の制定

10-1 矢印効果

矢印効果は2つの領域の絵、矢印、矢印の上に描かれたいくつかの桜花結晶の絵により記述される効果である。

この類の効果を解決する場合、矢印が右向きであるなら、矢印の左側に描かれた領域から矢印の右側へと描かれた領域へ、矢印の上側に描かれた個数の桜花結晶を移動させる。

矢印が両向きであるなら、矢印の左側に描かれた領域から矢印の右側へと描かれた領域へ、矢印の上側に描かれた個数の桜花結晶を移動させるか、矢印の右側に描かれた領域から矢印の左側へと描かれた領域へ、矢印の上側に描かれた個数の桜花結晶を移動させるかを選ぶことができる。その選択を行うのはその矢印効果を発生させたプレイヤーである。

10-2 「矢印を逆の向きにする」という記述

このように記述された効果は矢印効果へと与えられる修正である。この修正が与えられた矢印効果を解決する場合、矢印の左側に描かれた領域と矢印の右側へと描かれた領域の役割を入れ替えて解決する。

10-3 +X/+Y

このように記述された効果は《攻撃》に与えられる修正である(カードには与えられない)。この修正が与えられた場合、オーラへのダメージをX増加(ないしは減少)させ、ライフへのダメージをY増加(ないしは減少)させる。

10-4 距離拡大/距離縮小

このように記述された効果は《攻撃》に与えられる修正である(カードには与えられない)。この修正が与えられた場合、その適正距離の要素が変更される。

距離拡大(近X)、距離拡大(遠X)、距離縮小(近X)、距離縮小(遠X)の4種が存在する。

ある《攻撃》に同じ種類の距離拡大が与えられた場合、それら全ての値を合算した1つの距離拡大として適用する。

ある《攻撃》に同じ種類の距離縮小が与えられた場合、それら全ての値を合算した1つの距離縮小として適用する。

ある《攻撃》に異なる種類の距離拡大や距離縮小が与えられた場合、先に距離拡大を適用する。その後、距離縮小を適用する。

10-4-1 距離拡大(近X)

適正距離の要素のうち、最小のものを参照する。その値よりXだけ小さい値と、それらの値の間にある全ての整数を適正距離に要素として加える。適正距離に一切の要素がない場合、何も行わない。

10-4-2 距離拡大(遠X)

適正距離の要素のうち、最大のものを参照する。その値よりXだけ大きい値と、それらの値の間にある全ての整数を適正距離に要素として加える。適正距離に一切の要素がない場合、何も行わない。

10-4-3 距離縮小(近X)

適正距離の要素のうち、最小のものを参照する。その値と、その値より(X-1)だけ大きい値と、それらの間にあるすべての値を適正距離から(適正距離に含まれるならば)取り除く。適正距離に一切の要素がない場合、何も行わない。

10-4-4 距離縮小(遠X)

適正距離の要素のうち、最大のものを参照する。その値と、その値より(X-1)だけ小さい値と、それらの間にあるすべての値を適正距離から(適正距離に含まれるならば)取り除く。適正距離に一切の要素がない場合、何も行わない。

10-5 「攻撃を行う」という記述

このように記述された効果を解決する場合、以下の手順を行う。このような効果によって生成された《攻撃》のことを「効果による《攻撃》」と呼ぶ。

1.《攻撃》を生成し、そのプレイヤーの<攻撃中>へと置く。生成される《攻撃》の「適正距離」「オーラへのダメージ」「ライフへのダメージ」「テキスト」は効果の文中に記載されたものに従う。「使用者」はその効果を発生させたオブジェクトの持つ情報と同じである。

2.9-4-1に示す適正距離の確認を行う。適正距離の確認が成功したなら、攻撃は成功となり、3.へと進む。そうでない場合、効果は不正となり、《攻撃》は消去される。

3.生成された《攻撃》を解決する。

10-6 隙

このように記述された効果は《付与》カードのみが持つ【展開中】効果であり、以下の文章にて定められる。

【展開中】あなたが山札の再構成以外から1以上のライフへのダメージを受けた時、このカードを伏せ札にする。その後、このカードの上に置かれた全ての桜花結晶を<ダスト>へと移動させる。

10-7 再起

このように記述された効果は分類が切札であるカードのみが持つ【使用済】効果である。保有者の終了フェイズに右に書かれた条件を満たしたとき、そのカードを未使用にする。

10-8 即再起

このように記述された効果は分類が切札であるカードのみが持つ【使用済】効果である。右に書かれた条件を満たしたとき、そのカードを未使用にする。

10-9 「このカードの下に封印する」

このように記述された効果を解決する場合、効果により指定されたカードを<封印>へと移動させ、その効果を持つカードに紐付ける。このようにしてなされた紐付けを「指定されたカードは効果を持つカードに封印されている」と呼ぶ。

10-10 焦燥

焦燥が発生した場合、それを受けるプレイヤーは<オーラ>に1、<ライフ>に1の値を持つダメージを受ける(ダメージの解決に従い、どちらかのダメージを選ぶ)。

10-11 「このカード」という記述

《攻撃》が「このカード」という記述を含む【攻撃後】効果を持つ場合、それはその《攻撃》をカードの使用の手順において生成した元となるカードのことを指す。

10-12 領域保有者の省略

オブジェクトの持つ効果が領域を参照するに際し、その領域がプレイヤーに紐付けられて存在するにもかかわらず、その文章がどのプレイヤーの領域であるのかを明記していないならば、そのオブジェクトが存在する領域へと紐づけられているプレイヤーに紐付けられている領域を参照する。ただし、その効果が対戦相手に領域を参照させる効果であった場合、そのオブジェクトの存在する領域へと紐付けられているプレイヤーの対戦相手に紐付けられている領域を参照する。

オブジェクト持つ効果がプレイヤーを参照するに際しどちらのプレイヤーなのかを明記していないならば、そのオブジェクトが存在する領域へと紐付けられているプレイヤーを参照する。

(例えば、「要返し」をあるプレイヤーが使用した場合、もう一方のプレイヤーの伏せ札からカードを選択することはできない)

10-13 フェイズを終了する

「フェイズを終了する」という効果が解決される場合、現在のフェイズで解決する未解決の処理があるならばそれらの処理は行われずに消滅する。またフェイズを終了させる前に以下の処理が行われる。但し、「フェイズを終了する」効果の解決中にさらに「フェイズを終了する」効果が解決される場合に限り、それは無視される。

<使用中>にカードが存在する場合、カードのタイプが《付与》である場合、そのカードを<付与札>に移動させる。そうでない場合、カードの分類が通常札ならば、そのカードを保有者の<捨て札>に移動させる。<使用中>に存在するカードの分類が切札ならば、そのカードを使用済の状態で保有者の<切札>に移動させる。

<攻撃中>に《攻撃》が存在する場合、それを取り除く。

<付与札>にあるカードに一切の桜花結晶が紐付けられていない場合、そのカードの分類が通常札なら保有者の<捨て札>に移動させる。そのカードの分類が切札ならば、そのカードを使用済の状態で保有者の<切札>に移動させる。この移動により【破棄時】効果は解決されない。

10-14 効果の追加

効果によりカードに効果が追加されるに際して、文章に明記がないならば、その効果は本来カードが持つ効果の後ろに追加される。カードに複数の効果が追加される場合、その順序はターンプレイヤーが決める。

10-15 他のメガミ

他のメガミのカードとはそのカードの使用者と異なる使用者を情報として持つカードのことを指す。

他のメガミによる《攻撃》とはその効果を持つカードの使用者と異なる使用者の情報を持つ《攻撃》のことを指す。

10-16 SはTの複製となる

SとTはカードである。Sを複製されたカード、Tを複製元のカードと呼ぶ。

複製されたカードのオブジェクトとして持ちうる情報を参照するとき、それが複製不可な情報でなければ、代わりに複製元のカードの持つ情報を参照する。この効果を(複製による)変更という。複製元のカードが参照できなくなった場合、複製となる効果は適用されなくなる。

総合ルール6-2-1で定められている情報のうち、複製不可な情報は6-2-1-1 分類のみである。

複製となる効果でプレイヤーおよびプレイヤーに紐付けられた領域や情報が参照される場合、それはそのカードの保有者ならびに保有者に紐付けられた領域や情報を指す。

10-17 未使用に戻す

このように記述された効果を解決する場合、効果により指定されたカードを保有者の<切札>に未使用状態にして移動させる。

10-18 取り除く

このように記述された効果を解決する場合、効果により指定されたカードを表向きにして<ゲーム外>に移動させる。

10-19 《攻撃》からのダメージ

《攻撃》からのダメージとはオブジェクトとしての攻撃が持つダメージを指す。

【攻撃後】効果によるダメージは《攻撃》からのダメージとは扱われない。

10-20 切札が使用済

「あなたの切札が1枚以上使用済」「あなたの切札が使用済」とは、<切札>にあり自身が保有者である切札が1枚以上使用済であることを指す。

「あなたの他の切札が全て使用済である」とは、ある切札に対して見て、<追加札>、<ゲーム外>以外に存在する、自身が保有者である他の切札全てが使用済状態であることを指す。

10-21 超克

このように記述された効果は《攻撃》に与えられる【常時】効果である。以下の文章にて定められる。

【常時】この《攻撃》のオーラへのダメージの上限はなくなる。

10-22 対応不可(〇〇)

対応不可(〇〇)のように記述されている効果は以下の文章にて定められる。

【常時】この《攻撃》に対応してカードを使用するに際し、〇〇に当てはまるカードを選べない。

「対応不可(すべて)」は「対応不可」と略記する。

「対応不可を失う」と記述されている効果はこれらの効果を失わせる。《攻撃》が複数の対応不可(〇〇)を持つ場合、それらはすべて失われる。

例:対応不可(通常札)を持つ《攻撃》に対応して「雅打ち」を使用することはできない。「久遠ノ花」を使用することはできる。

補足:対応で使用したカードの効果によってカードを使用する場合、指定されている情報を持つカードを使用することはできる。例えば、対応不可(通常札)を持つ《攻撃》への対応で「鳶影」を使用し、伏せ札の「忍歩」を使用することができる。

補足:対応不可(〇〇)を持つ《攻撃》であっても9-4のiにおける手順は常に存在する。従って「彼女にとっての自我と決意」の【使用済】効果を適用できる。

10-23 この《攻撃》は打ち消されない

このように記述された効果を持つ《攻撃》は打ち消されない。また、ダメージ及び【攻撃後】効果も打ち消されない。

10-24 行えない処理の証明

効果により非公開の情報に対して何かを行わなければならない時、それが行えないのならばその情報を公開し、それを対戦相手に証明する。

10-25 SをTと交換する

SとTはカードである。Sを交換元のカード、Tを交換先のカードと呼ぶ。

このように記述された効果を解決する場合、交換元のカードを<追加札>あるいはその効果によって指定された領域へ移動させ、交換先のカードを交換元のカードの存在していた領域に移動させる。

その後、交換先のカードが<使用中>にあるならば、その分類が通常札ならば保有者の<捨て札>へ、その分類が切札ならば使用中の状態で保有者の<切札>へ移動させる。

但し、次のような場合において交換は行われない。

  • 交換元のカードと交換先のカードの保有者が異なる。
  • 交換元のカードの名前が効果に記載されている名前と異なる。
  • 交換先のカードが<追加札>あるいはその効果によって指定された領域にない。
  • 交換先のカードが交換元のカードの領域に移動できない。
  • 交換元のカードが交換先のカードの領域に移動できない。

10-26 両方のダメージを受ける

このように記述された効果が与えられた《攻撃》のダメージは、その解決に際してオーラへのダメージとライフへのダメージの両方が選ばれる。これらのダメージは同時に与えられる。

10-27 攻撃の複製

《攻撃》の複製を行うとは、複製元の《攻撃》が持つ以下の情報が同じである《攻撃》を生成して攻撃を行うことを指す。この際、適正距離とダメージはその《攻撃》に与えられている修正を全て適用した値となる。

  • 適正距離
  • ダメージ
  • 使用者
  • テキストのうちの【攻撃後】効果及び超克(【常時】効果による適正距離やダメージの修正についてはすでに適用されているため有効であり、多重には適用されない。)

例:相手が決死を達成している状態で「柄打ち」の後に使用された「一閃」に「双葉鏡の祟り神」で対応して複製された《攻撃》の情報は以下のようになる。

適正距離:3、 ダメージ:4/2、 使用者:ユリナ

10-28 この効果が重複したら相殺する

このように記述された効果で同一のテキストを持つものが2つ以上同時に有効になっているなら、代わりにそれらはすべて有効とならない。

10-29 眼前構築で選んでいない

<ゲーム外>に裏向きで置かれているカードのことを眼前構築で選んでいないカードと呼ぶ。

10-30 カードの解決の置換

あるカードを解決する代わりに別の効果を解決する効果が存在する。それが適用されるならばカードの使用の手順における9-2-1のⅳ、9-2-2のⅲ、9-2-3のⅲ以降を行わず、代わりに別の効果が解決される。9-2-1のⅰにより生成された《攻撃》が<攻撃中>にあるならばそれも取り除く。

10-31 追加コスト

カードの使用に際して支払わなければそのカードを使用できないものであり、効果によって付与される。

10-32 元々Tを持つ

元々Tを持つと書かれた場合、6-2-1-7で規定されたテキストとしてTを持つものを指す。ただし効果によってTが付与された場合は除く。

10-33 選ばれない

カードは効果により選ばれない状態でありうる。その状態にあるカードを候補に含む1つ以上の選択肢から1つ以上をいずれかのプレイヤーが作為的に選ぶ場合、その状態にあるカードを選ぶことができない。

10-34 対応を行う代わりに

このように記述された効果は、攻撃の解決の手順における9-4のiで《攻撃》に対応するカードを選ぶ代わりに適用できる効果であることを表す。

10-35 X増減させる

このように記述された効果を適用するそれが適用される情報の種類に応じて以下のように扱う。

「増加させる」「減少させる」と書かれた場合はその指示に従い、「増減させる」と書かれた場合は増加させるか減少させるかを選択する。

10-35-1 適正距離

適正距離の要素として含まれるすべての値をX増加、あるいはX減少させる。

10-35-2 納

使用する際に納がX増加、あるいはX減少しているものとして扱う。

10-35-3 ダメージ

ダメージへの通常の数値修正としてX加算、あるいはX減算する。

10-36 数を宣言する

このような効果を解決するなら、任意の整数を1つ選んで宣言する。付随する条件があるのならばそれに従う。

10-37 間合制限(X-Y)

このように記述されたカードは、以下のテキストを持つかのように扱う。

【常時】現在の間合がX以上Y以下でなければ、このカードは使用できない。

10-38 他のカードとして使用する

このような効果は、そのカードを使用する際に、その効果によって指定された他のカードとして使用させる。

他のカードとして使用されているカードは、使用の手順の間、元のカードの情報の代わりに、指定したカードの持つ情報をすべて持つ。(注:カード名も書き換わる)

10-39 カードの使用を宣言する

このように記述された効果は、使用の手順に入る前に何らかの理由によってカードの使用が拒否され得る。以下のような手順で解決する。

  • ⅰ:この効果を持つカードをそれが存在する領域で公開する。
  • ⅱ:そのカードを使用する手順におけるコストの支払いまでを行う(9-2-1におけるⅱまでと、9-2-2、9-2-3におけるⅰまでを行う)。
  • ⅲ:効果によって指定された方法で使用できるかどうかを判定する。
  • ⅳ:ⅲで使用できることになったなら、そのカードを保有者の<使用中>へ移動し、宣言されたカードとしてカードを使用する手順の残りを行う。使用できなかったなら、<攻撃中>にある《攻撃》を取り除き、効果の残りの手順に従う。

10-40 そうした場合

「Aする。そうした場合Bする。」のように記述されている場合、Aに記述された効果を完全に適用できた場合にのみ、Bの効果が解決される。

「Aしてもよい。そうした場合Bする。」のように記述されている場合、Aすることを選び、Aの効果が完全に適用できた場合にのみ、Bの効果が解決される。

Aの効果に5-10が適用され、情報の変化やオブジェクトの移動に不足があった場合、Bは解決されない。

10-41 このカードの上に置かれた桜花結晶をあなたのオーラにあるかのように扱う

このように記述された効果が適用されている場合、そのカードの上に置かれている桜花結晶は<オーラ>にも存在するかのように扱うが、<オーラ>の上限と空きには影響を与えない。

10-42 桜花結晶の移動の置換

桜花結晶の移動の置換が適用されているならば、桜花結晶の移動の可否は以下のように判定する。

  • 桜花結晶の移動において移動元が置換されており、十分な数の桜花結晶が置換された移動元の領域に存在しないならば、行える限りの数の桜花結晶を移動させる。
  • 桜花結晶の移動において移動先が置換されており、置換された移動先の領域に十分な数の桜花結晶を置けないならば、行える限りの数の桜花結晶を移動させる。

桜花結晶の移動に対し、同一効果による桜花結晶の移動の置換は一度しか適用されない。

10-43 複数の選択肢を選ぶ効果

選択肢から選ぶ効果の中には、複数個あるいは複数回選択するものがある。

同じ選択肢を選んでよいかは注釈で記述される。

「N個選ぶ」「Nつ選ぶ」と書かれている場合、どの選択肢を選ぶかを一度に全て決定する。

「N回選ぶ」と書かれている場合、選択肢を1つ選び、その効果解決が終わってから次の選択を行う。

10-44 カードの効果の解決時に適用される効果

「カードの効果」が解決される際、それに影響を与える効果がある。(例:徒寄ノ八重桜)

これらの効果は、《攻撃》カードを使用する手順によって生成されたオブジェクト:《攻撃》及び、カードの効果によって生成されたオブジェクト:攻撃にも適用される。

10-45 あなたのメインフェイズに〇〇してもよい

このように記述された効果は、そのプレイヤーのメインフェイズの8-2-2中に、カードや効果、基本動作の解決中でなければ、いつでも解決できる。